ら抜き言葉と「ハッカー」

(2000-03-24)

 ら抜き言葉は、今までに自分が聞いてきた言葉のルールからすると変則的だと思う。しかし、一概に間違いだと言ってしまうのもどうかと思う。今までだって、言いやすいように変化してきたんだから、少しぐらい変ったっていいんじゃないの、と思う。
 それよりも、やたらに「を」を挿入する歯切れの悪い言い回しの方が気になるけれども、問題は「歯切れの悪さ」なのだから、「を」に目くじらを立てても仕方がない。

 しかし、システム侵入者を「ハッカー」と呼ぶことには違和感がある。語源を正確に説明できるわけではないけれども、これが間違った用法だということぐらいは知っている。自分がそういう言葉を使い方をしないのはもちろんだが、他人がそう言っているのを聞くと「それは違うぞ」と言いたくなる。
 今日、http://www.vacia.is.tohoku.ac.jp/~s-yamane/articles/hacker/2000/ で報道機関に対する申し入れの賛同者を募集していると知って、すぐに賛同のメールを送った。

 用語に厳しい(ら抜き言葉を使うことのない)報道機関が侵入者や破壊者のことを平気でハッカーと呼んでいるのが不思議でならない。
 訛りや癖のような言い方の違いならば放っておいても実害はない。しかし、誤った情報を伝えるのは致命的だと思うのだが、そうではないのだろうか。


[ エッセイ (目次) | m(as)m's home position ]