8月は、映像版のコロンボは2本しか放送されない。そんなわけで、放送のない週に合わせて活字版を読んで感想文を書く。夏休みの宿題(*)で読みたくもない本を読まされて思ってもいないような感想を“作文”するのは苦手だったが、これならいくらでも書ける。
(*)この季節、書店に行けば課題図書なんてものが平積みになっているから、今でもやっているのだろう。そんなくだらないことはやめにして、好きな本を読んで好きなように書けってことにすればいいと思う。面白い文章が集まって、それを読む先生も楽しめるんじゃないかな。読んだことのない本を先生に読ませることができたら生徒の勝ちというルールでやってみたら、どうだろう?
十年前に突然解散したロックバンドの伝説的ヴォーカリストが復帰するというスクープをつかんだ女性キャスター。その取材の最中に、彼女は誤って彼を死なせてしまう。すでに特番を組むことが決まっていて、もう後戻りはできない。追い詰められた彼女は、自殺に見せかけて、スキャンダラスな死と取材時の録音テープに残された“新曲”を材料にして番組を作ろうとする。しかし、コロンボが登場して、完璧だった筈の計画がぐらつき始める。
シチュエーション、キャラクター、手がかりなどは、映像化された他の作品にバラバラに流用されているようだ。なぜ元のまま映像化しなかったのか、不思議でならない。それほどよくできている。新シリーズの見苦しさにはがっかりさせられることが多いけれども、この作品の幕切れは見事だ。







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