『刑事コロンボ/溶ける糸』の珍しい凶器その一

 レナード・ニモイ(*)という俳優の名前は知らなくても、ミスター・スポックと言えば、ああ、あの耳のとがった論理的な宇宙人かと思う人は多いだろう。

(*)当時のテロップでは、レオナード・ニモイと表記されていたような気がする。そういえば、パトリック・マクグーハンはパトリック・マッグーハンだったし、ジャクスン・ギリスはジャクソン・ギリス、スティーヴン・ボチコはスティーブン・ボッコだったという記憶もある。まあ、そんなことはどうでもいい話だが。

 今回の犯人は、そのレナード・ニモイが演じる沈着冷静な心臓外科医。犯人は、共同研究の成果を一人占めするため、心臓移植の大御所(心臓に持病があり、その手術を犯人が担当することになる)を亡き者にしようと、手術中にある細工をする。手術は無事に終わったが、その細工を看護婦に気付かれてしまう。そして、その翌朝、看護婦が死体となって発見され、コロンボが捜査に着手する。
 そんなわけで、どうしても“ミスター・スポック対コロンボ”に見えてしまうところが困ったところだけど、これは、1970年代の地球上のストーリーである。血を見ただけで卒倒してしまうというコロンボが手術を監視するシーンが見どころだ。


【警告】

 ここから下には、このドラマを見終わった段階で発効するような一発ネタが仕掛けられています。細心の注意を払ってネタバラシにならないように配慮しましたが、副作用が出る可能性も否定できません。最後まで見たあとで服用することを強く推奨します。


 最後まで見れば、犯人が決してミスター・スポックではなかったことを思い知らされることだろう。

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このページは、かみ かずしげが2009年10月17日 20:30に書いたブログ記事です。

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