勇敢な若者である全裸のジョナサンが城の中へ駆け込む「どこにいる?」と同時に時空を旅する円盤形の乗物であるジョナサンが「ぶつかるぞ!」城に激突して意識を失った。その大音響と激しい揺れで眠りを破られた茨姫であるジョナサンは飛び起き「何なの?」城外にいた荒馬であるジョナサンは「ヤフーの乗物が落ちてきたぞ!」逃げていった。円盤形の乗物の中で長椅子で自慰に耽っていた貴族の女であるジョナサンは朦朧としたまま事態がのみ込めず貴族の女の股間に顔をうずめていた家具であるジョナサンは墜落の衝撃で舌を噛んで絶命した。
ジョナサンは猛犬になっていた。墜落した円盤形の乗物の中の長椅子で自慰に耽っていた貴族の女に飼われていた猛犬に。なんだわん。なんだなんだわんわん。なんだなんだなんだわんわんわん。すっかり混乱してしまった猛犬であるジョナサンは貴族の女であるジョナサンに咬みついてしまった。貴族の女であるジョナサンは叫ぼうとしたが全身が麻痺して動けなくなっている。しまったわん。ごしゅじんにかみついてしまったわんわん。猛犬であるジョナサンは困ってしまってわんわんわわんと吠えながら逃げていった。
円盤の墜落を目撃した馬人であるジョナサンは家に逃げ帰って主人であるジョナサンに報告した。またヤフーが落ちてきたか。あいつらは全く救いようのない愚かな動物だな。そこへ猛犬であるジョナサンが血相を変えて飛び込んできた。たすけてくださいわんわんわん。まちがってごしゅじんにかみついてしまいましたわん。ころされてしまいますわんわん。大丈夫だ。そんなことを心配するな。おまえはここにいればいい。この家の主人であるジョナサンは円盤の墜落を報告した馬であるジョナサンに薬草の入った箱を持っていくように命じた。ああそうそう。このヤフーも連れて行くといい。ヤフーにしては賢いから何かの役に立つだろう。
馬人の家に身を寄せていたジョナサンであるジョナサンは馬人の主人であるジョナサンの指示に従って馬人であるジョナサンの後について行った。石造りの丈夫そうな城の中ほどに金属製の小さな円盤が斜めにめり込んでいた。たいした被害はなさそうだ。馬人であるジョナサンはジョナサンであるジョナサンに薬草の入った箱を持たせた。俺はこんなヤフーの巣窟には入りたくないから後はあんたが適当にやってくれ。静まり返った城の中に入ってみると人々はみんな眠っていた。熟睡していて円盤の墜落には誰も気付かなかったのだろう。もちろん怪我人は一人もいない。そこへ勇敢な若者であるジョナサンがやってきた。おい早く助けてくれ。早く茨姫を助けなければ。まあ落ち着いて。君は裸じゃないか。その茨姫とかいうのも裸のヤフーならそのまま行けばいいだろう。しかしこの城の人たちはみんな服を着ていたぞ。勇敢な若者であるジョナサンは脱ぎ捨てた服を取りに城の外へ走って行った。広いホールの床の少し上あたりの壁から円盤が半分ほど突き出している。その上部にあるハッチが一つ開いていた。あの小心者の犬はここから出てきたのだろう。円盤のつばの部分を上りハッチから中に入った。狭苦しい部屋の中にヤフーの臭気がこもっている。一匹のヤフーの雌が長椅子の上で股を開いて失神している。股間からは気味の悪い肉の塊が垂れ下がり床には血溜まりができている。雌の足元には異様な姿のヤフーが口らしき部分から血を流して死んでいた。何をやっていたのか想像したくもないが墜落の衝撃でこうなったのだろう。ジョナサンであるジョナサンはヤフーの雌に声をかけてみた。おい大丈夫か。しかし雌の返事はない。全身が麻痺しているらしいが呼吸はしているようだ。どうせ何かやばいドラッグでもやっていたのだろう。適当な薬草を取り出して火を点け鼻に近づけてやるとヤフーの雌は瞬いた。ジョナサンであるジョナサンは薬草を床に落として火を踏み消した。俺の言うことが分かるか。イエスなら一回ノーなら二回瞬きをしろ。するとヤフーの雌は瞬きを一回した。

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