タイピング練習法の「増田式」は、もともと漢直の練習法だった

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 前回の打鍵表との関連で、今回は「増田式」というタイピング練習法について書きます。この練習法はローマ字入力や仮名入力などの一般向けの書籍やソフトとして市販されていたので、タイピングに興味のある方なら一度くらいは目にしたことがあるかも知れません。この練習法は、元はといえば漢直のミスタイプを減らすための練習法として考え出されたものなのです。

 増田式の学習原理について詳しく書くと長くなってしまうので、ここでは、その結果に共通するパターンだけを簡単にまとめます。

  • 2個のキーの組み合わせを基本としている
  • 打ちやすさ(指の運動能力)の順でキーの組み合わせを変えながらタイプする
  • 変化させるのは先頭のキーで、末尾のキーは固定する
  • 先頭のキーが一巡したら、末尾のキー変えて繰り返す

 もちろん「正しい姿勢で打つ」とか「キーを見ない」などという、タイプ時の一般的な注意事項が前提になっています。

 これを漢直の練習に逆輸入すると、こうなります。

  • 打鍵表の(第2打鍵が共通の)小ブロック単位で練習する
  • 第2打鍵を固定して第1打鍵を変えながら打つ

 具体的には、TUT-codeなら「LR」、T-codeやG-codeなら「RL」を大きなブロックとして、その中の小ブロックを以下の順に練習するのがよいでしょう。

L(左手) R(右手)
2019161718最上段1817161920
10 9 6 7 8 上段 8 7 6 910
5 4 1 2 3 中段 3 2 1 4 5
1514111213 下段 1312111415

 要するに、簡単な規則通りにキーを打って、出てきた文字を指に覚えてもらいましょうということです。「コロンブスの卵」のように一度知ってしまえば「何だ、そんなことか」というような話ですが、従来の練習法では文字配列や漢字配列のキーの組み合わせを飛び飛びに覚えようとしていたから大変だったのです。

 この練習法のいいところは、特定の練習ソフトを起動しなくても(何だったらパソコンの電源を切ったままでも)、キーボードさえあれば(最悪でも打鍵表が一枚ありさえすれば)、短時間で簡単にトレーニングできるということです。

 そんなわけで、僕は電車の中でたまに「エアー漢直」をやっているわけです。

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