目に見えぬ 力が曝す 脆弱性

 しばらくサボっている間に、世の中が大変なことになっておりますが、慌てず騒がず冷静に考えてみました。

 予想外の事態が起きたとき、それは「想定外だった」というほかない。何事についてもいつも最悪の事態を考えて生きようとすると、人間はおそらくビョーキになる。これまで、大地震も津波も原発事故も、たいていの人がある程度のことは予想していたし、それなりの対策を立てて「まあこれくらいやっておけばたぶん大丈夫だろう」と思ってきた。しかし、それが過信だったことが明らかになった。「その程度の対策では不充分だ」と主張していた一部の人たちが「だから言ったじゃないか」と言っても後の祭。ざっと、これが今の状況ですね。

 さて、これからどうするか。これほどのことが起きて、すぐにまた同じような失敗をしてしまったら、そりゃアホすぎるだろう。しかし、今すぐに完璧な対策を立てることも現実的には無理だ。適当なところでバランスをとった妥協点を見いだすべきだ。あまり感情的にならないず、落ちついて議論した方がいい。ちなみに僕は、時間をかけても結局怒鳴り合いに終ってしまうようなテレビ番組にはあまり期待していないし、引用を重ねてどんどん飛び火するようなネット上での論争にも興味はない。

 悪いことばかりでもない。今まで目に見えなかったものが見えるようになったのは良いことだ。現代の文明社会が、案外薄っぺらいものの上に成り立っていたのだという事実が明るみに出ただけでも、大きな前進だと思う。

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このページは、御影静香が2011年4月29日 10:41に書いたブログ記事です。

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